てくてく日和

Fiction&NonFiction 20代男一人暮らしの趣味ブログ

コーヒー屋のマスターと仕事の話

豆はタンザニアの深煎り。

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偏見ではあるが、タンザニアというイメージに合った苦味の強いコーヒーだった。

後味はすっきりで心地よい。

 

コーヒーの味を表現する時には「フルーツのような酸味」とか「甘味」というものがあるが、それとはまた別。頭に思い浮かぶのはガテン系でワイルドな味だ。

 

コーヒーというのは良いものだ。

一口すすり、一息吐く。

肩の力が抜け、しばしの休息。

 

これは勝手な妄想でありただの趣味だが、この最初の一息を吐く時には決まって、コーヒーというものを最初に産んだ人に感謝したくなる。本当に素晴らしい。コーヒーの起源にはヤギが登場するが、一連の流れを思い返してみても、よくこの一杯のコーヒーを完成させてくれたと気持ちが高まる。

 

最初の一口と、最初の一息。そのわずが数秒、人は何を思うのか気になるものだ。ぼくはこれまでの人生で、この瞬間、下向きな気持ちになった事は一度もない。

 

 

「あるコーヒー屋は、休みが週に一度の金曜だけ。従業員はもちろんマスター1人。自分の時間も無いだろうし、ぼくの目には少し孤独で大変そうに見えた。

 

しかしマスターは

『働くってこんなもんでしょ』

っと軽く笑って答えた。

 

仕事の考え方は人それぞれ。しかし、そこに自分の答えを持って働いているマスターは、堂々としていてかっこよかった。

 

ぼくが過去サラリーマンをしていた頃の事を思い出すと、仕事の内容こそ自分のやりたい事ではあったものの、やっぱり前向きと言うよりは、面倒な事ばかりに目がいってしまい、下向きだったと言える。その時のぼくには働く目的と、自分にとって働くとは何なのかという答えを持っていなかった。

 

ある人にとっては「家族を養うため」「自分の欲しい物を買うため」「目標の金額までお金を貯める」、だから自分は働く、と言うのが明確な目的となるかもしれない。その人はきっと、仕事に対して前向きなはず。当然の事と言えば、当然の事。しかし、働く人の何割がその答えを持っているのだろうか。決して多くはないだろう。

 

今の言葉で言うと軽く聞こえるが、「モチベーションを上げる」ために、もう一度1人静かに仕事について考えても良いかもしれない。

 

マスターと話した後、ぼくも仕事について考えてみた。ここではあえて言わないが、皆さんはどのような事を考えるだろうか。一つ意識するだけで、仕事が格段に楽しくなるかもしれない。ぼくの目には改めて、マスターがかっこよく見えた。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで

読んでいただきありがとうございました。

 

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