静かに見つめる。
忙しいと。いや忙しくなくても。もしかすると人生の中で一度もしない人もいる。必要不可欠ではないから。でもやってみて悪くないんじゃないよ。
深くも浅くも、
短くも長くも、
簡単にも難しくもできる。
ある人は椅子の上で目を瞑って。
ある人は散歩しながら。
ある人は地面を見つめながら。
ある人は空を見るかも。
ただ最初、深呼吸してみると良いよ。
それだけで特別な時間になる。
人と関わっていると自分の価値観は結構左右される。実は自分の考えは他人から鵜呑みにした事で、本当の意味で自分の意思になっていない事がある。自分が今欲しい物は、本当に自分が必要としているのか、他人の必要が自分の必要と錯覚している事もある。
自分を見つめるとは、
自分がどんな人間か知る事。
すごく簡単な事を言うなら、何が好きで何が嫌いかを再確認。自分はこれをしている時、幸せを感じるんだな、とか。自分は周りに流されてやっていたけど、これをするのは苦手だし、嫌いなんだな、とか。
少し踏み込んで、自分の持つ世界観について考えてみたり。どんな基準で人を見て、どんな基準で物事を観察しているのか考えてみる。
そんな事を考えていると、自分が人より頭一つ秀でているように感じたり。でもそんな時間を作っているのはたぶん職場で1人だけ。たぶんその町で1人だけ。
少し人生が楽しくなる。
頭の中でごちゃごちゃになっていた糸の絡まりがほどけ、それぞれあるべき場所に収まっていく。日常生活が有意義になり、社会生活が楽しくなる。
自分を見つめた後は、自分の仕事を見つめ、自分の人間関係を見つめるといい。
そして我に帰ると、何気ない日常に、こんな時間を作る事ができるのかと驚く。
1日の中で、1週間の中で、最も意味のある時間を過ごした事に気がつく。
明日からも変わらない毎日が続くけど、外からは見えなくても、中身の変わった自分がそこにいる事は、自分だけが知る秘密事。
深呼吸して自分を見つめるって、正直 小っ恥ずかしくも感じる。だけどやってみて。
さっきも言ったけど、我に帰ると、こんなにも意義のある時間が、日常の中に作れるんだなと感じるはず。
ぼくはこの時間が好き。
なんとなく自分を大切にしてる感があるんだよね。いや、大切にしてるのか。大切な人を思うように、自分を思うのだから、大切にしてる事になる。意外と冷静で、意外と見る目があって、意外と感の鋭い自分と出会えるよ。
では今日はここら辺で。