内緒の趣味。

誰でも秘密ってありますよね。

ぼくにもあります。

一つの趣味と言いますか。

でも秘密にしてます。

どんな趣味かというと、、

スマホで楽器の演奏を聴きながら

指揮をする事。プロの吹奏楽団です。

ヘッドホンをつけて、目を瞑って聴くんです。

ぼくは以前、

趣味でサックスを吹くと書いた事があります。

中学生の頃から吹くようになったのですが、

高校では吹奏楽部に入り、

楽器を続けていくことになります。

ぼくの家は父がトランペット、

母がピアノ、兄はトロンボーンを吹いており、

特に歳の近い兄に感化され

サックスを始めることになります。

（ぼくの相棒です）

個人的にはかなり熱を入れていたのですが、

学校自体 吹奏楽の強い学校ではなかったので、

その部活の中では1番か2番目くらいに

上手いと言った感じでした。

ぼくは努力の甲斐もあって、

部長にまで上り詰め、

ついに学生指揮者という称号を得ました。

もともと先生がいない時の合奏は

ぼくが前に立って指揮をしていたのですが、

ぼくが3年生になった年、

顧問が変わり全然指揮のできない先生が

顧問になってしまったんです。

そして、

先生が指導できない分、

ぼくが勝手に合奏の指揮をし始め、

指導をするようになりました。

皆さんは 指揮の上手い下手、

その技術の差ってあると思いますか？

ぼくは、

どの指揮者だってやってる事は同じだし、

色々な指揮者を見ていても変わりが

よく分からないと感じていました。

クラシックの指揮者で

有名な人は沢山いるけど、

正直違いがあるようには思えませんでした。

しかし、

1人の指揮者しか知らない時には、

その考えはあまり変わらなかったのですが、

いつもと違う人が指揮した時、

指揮者によって

こんなにも演奏って変わるのかー！

となりました。

（ぼくの相棒のケース）

ステッカー貼ってて可愛いでしょ

指揮というのは技術の塊です。

上手い指揮者で吹いていると、

いつもの自分では表せない表現を

指揮者の棒(ﾀｸﾄ) 一本で引き出されるんです。

指揮者が変われば演奏が変わる。

指揮者もまた十人十色。

そして その事は、

ぼくが指揮する時にもよく分かりました。

指示せず無視していれば演奏者は育ちません。

「この部分、もう少しこうして~。」

と言葉でも伝え、

演奏中その部分に ぼくの全集中力を注ぐ時、

演奏者と目を合わせて棒を振るんです。

ただ棒一本ではありませんね。

目を使い、表情を使い、

体を使い、呼吸を使い、

演奏者に自分の気持ちを伝えます。

その時 演奏者が

自分の願う音色を出してくれた時の感動。

中には苦労する時もありましたが、その時は、

どうしたらその人の演奏が変わるか、

自分の中で試行錯誤し工夫します。

それもまた楽しかった。

プロならある程度の演奏の仕方は

それぞれ楽譜を読んで解釈しますが、

楽譜通りに吹けるようになったばかりの

これから色をつけていく学生には、

1つ1つ教える必要があります。

だから指揮者は 言うんです。

「指揮を見て」って。

皆さんも指揮。楽しいですよ。

指揮者と演奏者に同じ血が通う時、

演奏が下手でも、人を感動させられます。

少しでも魅力が伝わったかな。。

たぶんぼくは少数派だから。。

そして その頃から。

イヤホンでプロの演奏を聴いていると

自然と手が動くようになっていました。

当然プロなのだから、

演奏に文句はありません。

楽譜という正解がある以上、

同じ曲を吹けば演奏に

そこまで大きな差は生まれません。

先ほど十人十色と言ったばかりですが、

指揮者によってその演奏の色が変わる、

と言ったところでしょうか。

特にプロは、

楽譜に忠実に演奏しているので、

言わば ぼくの吹いてほしいように

当然吹いているんです。

たまに小声で

「ぼくならここは、こう演奏するけどな~」

なんて偉そうに呟くこともあります。

本来 指揮者というのは楽譜を読み込み、

自分で解釈し、自分の思い描くように

演奏を仕上げていくのが仕事です。

ぼくの趣味でそこまではしませんが、

ある程度曲の構成を頭に入れ、

プロの演奏を指揮します。

本当に楽しいし気持ちが良い。

それをなぜ

ぼくは秘密にしているかというと…

あるドラマのシーンで

家で クラシックを聴きながら指揮する男性を

見た事があるのですが、そのドラマでは

隣人が その事を面白おかしく

噂するんです。

そんなのを見ながら、

この趣味は秘密にしなければ。。

と思っていたのですが 言ってしまいました。

きっと

他にもやっている人はいるはず！

ストレス発散にもなりますよ♪

では。

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。

予約投稿を間違え、

更新が遅れてしまいました。

すみません。

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