性格は言葉に出る
今回 注目するのは、
自分が人に対して使う批判的な言葉だ。
人を批判する時に 自分が使う言葉はだいたい数種類に限られている。その言葉が昔からよく使う言葉なのか、色々な人と出会う中で変わり、定着した言葉なのかは人それぞれ。
また、悪口として人に話すこともあれば、自分の頭の中で、人を非難することもあるだろう。
そしてそんな言葉を羅列してみると、自分の知らない自分の性格や、どのような価値観で人を見ているのかが分かる気がする。
正直な気持ち、
書き出すのは勇気がいる。
自分の嫌な部分なんて誰も見たくない。
ただ有益である事とぼくは思う。
日常的な自分ではなく、ふとした瞬間に一瞬出る自分の姿だ。これは意識してみないと見つけられない。
その前に人がよく使う褒め言葉にはどんなものがあるか書いてみたい。
いきなり批判的な言葉を羅列するには
心の準備ができていない。
これは、
インターネットから拾ってきたもの。
例)
頭が良い
優しい
効率がいい
人当たりが良い
賢い
明るい
優秀。
これを読んでいて
気分を悪くする人はいないだろう。
では本題、
批判する言葉にはどんなものがあるか。
例)
頭が悪い
だらしがない
意地が悪い
性格が悪い
のろま
効率が悪い
自分しか見えてない
上司の顔ばかり見ている
周りが見えない
空気が読めない
余計な事しかしない
偉そうにしている
人には厳しいけど自分に甘い。
これも、
インターネットで拾ってきたもの。
自分の口からこんな言葉が出ていると思うと、残念に思うが、よっぽど人柄の良い人でも、一つや二つ心の中で思ってしまうのではないだろうか。物事にイライラするのもその中の一つかと。
複数書いてみたが、これはほんの氷山の一角だろう。他にも多種多様な表現がある。
ここにはかなり雑多に記したが、
全て満遍なく使う人は少ない。
少し絞ってみると、自分の持つ価値観や、
人をどのような基準、物差しで見ているかが分かってくる。
例)
頭が悪い。効率が悪い。と言う言葉をよく使う人は、きっと人が持つ能力値に敏感で、逆に自分の能力に自信を持っている人、と言えないだろうか。他にも、
例)
だらしがない。自分しか見えていない。空気が読めない。と言う言葉をよく使う人は、他人の行動にとても敏感で、且つ周りに気配りができない行動が気になる。逆に自分の行動や頭の回転の速さに自信がある人と、と言えないだろうか。
ぼくの拙すぎる分析は多めに見てほしいが、少しぼくの言いたいことは伝わっただろうか。
そして、自分の使う言葉を絞れば絞るほど、自分という人間が、どのような価値観で、人を見て、また同時に自分自身をどのように評価しているかが分かってくる気がする。
これは一つの新たな視点。
何か諭すつもりはない。
もしかすると、
自分の知らない自分を知れるかもしれない。
「自分」と言う人間がどんな人間か。
誰よりも分かっているようで、実は周りから見えている自分と一致していない事は大いにあり得る。そんな意味でも、こう言う形で、自分を客観視する時間があっても悪くはないだろう。
以上。
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