てくてく日和

Fiction&NonFiction 20代男一人暮らしの趣味ブログ

思考を止める 脳内麻薬

人間には誰しも過去に起きた嫌な出来事の
一つや二つはあるもの。

 

それを嫌な思い出 と呼ぶか、
嫌な記憶と 呼ぶか、トラウマ と呼ぶか、

言葉を言い換えるだけで
ずいぶん聞こえが変わるものだ。

そして人はそれぞれ
無意識に逃避行動も覚える。


ここでは あくまで 過去起きてしまった、心的外傷や完結した失敗などからの逃避を意味し、現実逃避や 責任逃れとはまた別の話とする。

 

逃避という言葉は ポジティブな意味ではなかなか使われないが、自己防衛と言えば 強く否定する者もいないだろう。

暗い過去に無防備に打ちひしがれて終わるのではなく、存分に逃避し、滅入る気持ちを慰め 励まし、今に生きる力を与える。

 

これはぼくの逃避の仕方だ。準備は簡単。
スマホの音量を通常より大きくし、
ヘッドホンもしくはイヤホンを装着する。

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こんな事して大丈夫?
耳悪くなるんじゃないの?


っと一瞬 気が引けるかもしれないが、

嫌な事を忘れられるなら安いもの。

と ぼくは思ってしまう。

ぼくが聞くのは海外のクラブミュージック。
大音量の重低音は まるで脳みそを溶かしてくれるような気持ち良さがある。

曲はそれぞれの好みで選べば良い。ただ、涙の出るバラードよりは多少 あげあげの激しい曲が良いように思える。

 

ぼくはクラブミュージック以外で試したことはないが、調べてみると、音楽によって嫌な事を忘れられると言うのは 化学的な証拠もあるようだ。

 

自分の大好きな曲を聴く時、幸せホルモンの一つである、ドーパミンが出るのだ。そして、そのドーパミンには「恐怖記憶」を消去する効果があると言う。


恐怖記憶と言うのは、先に挙げた、嫌な思い出、嫌な記憶、トラウマも該当するであろう。

もしかすると、
音量はポイントではないないように思えるが、音量は1で聴くよりは音量5、音量5よりは、、、と考えると、自分の耳が耐えられる音量で聴くのがベストだと ぼくは考える。


大きな音で音楽を聴くと言うのは、おそらく過言ではあるが、自分の大好きなバンドのライブに行くのと 近い体験ではないだろうか。

ここまで言えば、音楽によって 嫌な事を忘れられると言う 仕組みを少なからず理解してくれるだろう。

 

先ほど言った、脳みそが溶ける感覚 というのは、ぼくオリジナルの言葉だ。品のない表現かもしれないが、大音量で音楽を聴くのが上品とも思わないので 致し方ない。

 

もう一点、この種のような 明確な目的があっての行動は、自己暗示というものが 大いにその効果を引き上げてくれる。

音楽を聴くこの瞬間、見たくない物から目を逸らし、その記憶を曖昧にする。存分に好きな音楽を楽しみ、ふつふつと込み上げる興奮は自然と滅入いる自分の心を元気にする。

 

ぼくがこのような目的で 音楽を聴く時、心の底から「きたーーー!!!」とその気持ちを叫ぶのだ。もちろん心の中で。

 

 

自己防衛。
自分を守る手段はいくつもあって困ることはない。過去の記憶は 時間が解決してくれる面もある。しかし、自分の弱さを誰よりも よく知っている自分だからこそ、自分にしかできない最大限のケアをしてあげたいものだ。

 

 

最後まで

読んでいただきありがとうございました!

 

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