てくてく日和

Fiction&NonFiction 20代男一人暮らしの趣味ブログ

選択肢は少ない方が 暮らしやすい

この記事を読まれている方は、即答で「Yes」

と賛同いただけるでしょうか。

 

ぼくは最初「No!!」と、選択肢は多いに越した事はない。多い事が豊かだ。と考えていました。いや、無意識にそう理解していました。

 

しばらく綴ります。

最後まで読んでいただけたら感謝です。

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これは都会から田舎に

移り住んだ1人の青年の物語。

 

言葉は選ばないといけないが、最終的に、

この町を好きになり、住み続ける事を選んだ

青年の物語である。

 

 

ぼくはカルチャーショックを受けた。

ショッピングモールと呼ばれるお店は2つ。

 

1つは、

スーパーを2回建てにしたくらいの大きさ。

テナントが点在し、それぞれ お店をやっていたが、お店の数は多くなく、空きテナントが目立っていた。

 

もう1つは、

2回建てのスーパーを

少し広くしたようなイメージ。

 

当然 ショッピングモールはこの2つなので、

平日の昼間も、両者共に 賑わっていた。

 

ぼくはこの時、この町が好きになり、その後も住み続ける事を選ぶとは 思っていなかった。

 

県庁所在地となる 駅周辺は寂れていた。

最近 開店したであろう 美容室や服屋は、

居心地が悪そうに浮いていた。

 

引っ越して後、ある程度 生活をすれば 自分の生活圏と言うものが はっきりしてくる。

ぼくの場合、食料品と生活用品はこのお店。あとは、職場への道中にあるコンビニ2カ所。

となった。極端に少ないが、

これが日常となっていく。

 

もともと住んでいた街では、

もっと色々な店に行っていた。

 

食品一つとっても、

野菜はこの店が安い。お肉はこの店が安い。

洗剤はこの店。ペーパー類はこの店。

 

これが当たり前。

当然、ぼくの住んでいた街の人が

皆同じとは思わないが、

少なからず 店をハシゴする事も

あったであろう。

 

 

今思えば、

これまでの 自分の生活は

どこか遠回り と言うか

不必要に 迷い過ぎた と言うか

わざわざ要らない時間を

使っていたというか、、そんな気がした。

 

 

 

そして今 置かれている状況は、

迷う間もなく 答えが出されているような

気持ちだ。それは

「高い安いに関わらず、そこで買うしかない」

と言うただ1つの理由。もちろん ここには、良い意味しか含まれていない。

 

これは一見、 、一見と言わず、

これまでのぼくの目には 不便にしか見えなかった。が「迷う必要がない」「迷わなくて済む」

と言い換えれば、自分を納得させる事ができた。これは綺麗事ではなく、事実を肯定的に言い換えただけ。

 

迷うと言うのは、複数ある正解の前では、

ただのストレスに 変わるのかもしれない。

 

ぼくは今の生活に、

これまで以上に 満足している。

とてもシンプルだ。

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ここに、

これまでの生き方と

比較して一つ例を挙げる。

 

ぼくは元々住んでいた街で棚を買う事にした。

そうなると ぼくの中では

壮大な家具屋 巡りが始まる。

 

大手の家具屋をはじめ、

地域的に展開する家具のお店。

それに加え リサイクルショップ。

遠出をし、インターネットで 見つけた

格安家具店にも 行った。

当然インターネットでも、楽天、Amazon…、

 

ぼくがこうなった事を、理解してくれる人は

少なからずいるのではないでしょうか。

 

そして悩む事 半年、ぼくは棚を買うのやめた。

きっと棚を買えば 部屋は片付き、住みやすくなっていただろうが、熱は冷め忘れていった。

 

良い品も確かにあった。しかし 、買った後、もっと良い品を見つけてしまったらどうしようかと思うと どうも1つ選ぶ事ができなかった。

 

これはただ、ぼくの優柔不断さがあったかもしれないが、あわれにも迷いに迷った末行き着いた結果。あくまでこれはぼくの例である。

 

しかし!!

今住んでいる町では どうだろうか。

リサイクルショップは あるものの、

家具を売っている お店は大手1店舗。

お店に行き、2つほど検討し、翌日購入。

 

大きな買い物でありながら、

迷う必要もなく購入に至れるこの快適さ。

 

欲しい物は、

最も欲しいと 願っている時に手に入れる方が、

感動があり、喜びがあり、幸せを感じる。

 

結果、悩みすぎて購入を断念した自分と、今回の例を比較すれば、ぼくは後者の方が良かったと実感している。

 

 

あと1つだけこの町の魅力を加えるとすると、

近所のお店が20時で全部閉まる事だ。

 

最初は驚き 不便と感じたが、

夜 出かけるという選択肢が無いと言う事は、

必然的に、家で過ごす自分の時間が確保される。これもぼくにとっては 悪くなかった。

 

住めば都 という言葉もあり、

ただそれだけの話 なのかもしれない。

しかし、

今までの暮らしと比較すれば、今が幸せ。

 

ただ一般論でない事も理解している。

進学先や、就職先、自分の趣味 嗜好を楽しむという点では、窮屈な面もあるかもしれない。

 

また趣味の中には、

選ぶという楽しみがあるのも事実である。

 

 

ただぼくが感じたのは、

物が多いのが「豊か」で

物が少ないのが「貧しい」とは限らない、

と言う事。

 

もしかすると、

50色の中から 好きな色を 探すより、

7色の中から 好きな色を 選ぶ方が

楽で 良いのかもしれない。

 

これはあくまで

「田舎を愛した青年の話」

 

田舎には田舎の良い暮らしがあった。

 

 

最後まで

読んでいただきありがとうございました!

 

毎日更新してますので、

また立ち寄ってください(^^)