世界一のブレンドコーヒーを作る。
ぼくは、色々なコーヒー豆を混ぜたブレンドコーヒーよりも、一つの国、農園で取れた豆だけを使うシングルのコーヒーの方が好きだった。
・ブラジル産のコーヒー
・グァテマラ産の…
・コロンビア産の…
・マンダリン産の…、等で有る。
と言うのも、シングルのコーヒーを飲み、その国の特色に気づき、感じるというのは、コーヒー好きの嗜好として、堪らないものがあるからである。
あと、国名を見た時、聞いた時に、その国のコーヒー豆の特色を思い起こし、答えられるのはシンプルにかっこ良い。
シングルを飲み続けるという事は、舌を肥やす事にもつながる。
だからぼくは、シングルコーヒーを飲み続けてきた。おかげさまで、大半のコーヒー豆の特色は答える事ができる。
しかし、
あるマスターの話を聞いてから、ブレンドコーヒーの豆もよく飲むようになった。
↓続く
「あるマスターに聞いた話。
ブレンドコーヒーと言うのは、
そのお店のマスターが思い描く
完璧な理想のコーヒーで、
その一杯のために、
何日も焙煎機の前で、
試飲を繰り返しては、
豆を変えたり、
豆を増やしたり、
減らしたり…
こうして
ブレンドコーヒーは出来上がると言う。
また、シングルコーヒーと比較して
ブレンドコーヒーの良さも教えてくれた。
シングルのコーヒーの特色というのは
良さが有る反面、
一つのパラメーターが飛び抜け、
少しアンバランス。
またそれに対して、
ブレンドされたコーヒーは、
それぞれのシングルコーヒーの
良さをうまく活かし、配合し、
綺麗なパラメーターを作り上げる。
とても分かりやすく、全部納得のいく話だ。
結論。マスターから色々な話を聞いたけど、
一つの事実として、マスターが誠心誠意、時間をかけて作ったというだけで、ブレンドコーヒーの価値を十分に感じた。
プロフェッショナル。
それ以来、初めていくコーナー屋さんでは、まずブレンドコーヒーを飲むようにしている。
マスターの好みを知るのもまた樂しい。
最後まで
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